成功するビジネスモデル⑤:地域密着型事務所

税理士専門経営パートナー、
税理士事務所経営サポートセンターの
亀山洋平です。

5つ目の事務所成功モデルは、

「地域密着型事務所モデル」

です。

戦略・ビジネスモデルを考えていく際に、
「地域性」
という視点も忘れてはいけません。

都会部には都会部の戦い方があり、
地方には地方の戦い方があるのです。

本日ご紹介する、
「地域密着型事務所モデル」は
まさに

「地方事務所の戦い方」

となります。

地域密着型事務所モデルとは?

事務所の商圏内にライバルとなる事務所が
多く存在する都会部と違い、
地方事務所は相対的にライバル事務所は
少なくなってきますよね。

そこで、
地方の税理士事務所に顧問先が求めることは、

「オールインワンサービスで何でも対応してくれること」

これがもっとも大きなニーズであります。

「あれ、今までは特化しろとか、
絞れとかひたすら言っていたのに、
矛盾してないですか?」

このような疑問の声を持たれるかもしれません。

確かに、
「特化」であったり、
「絞ること」は
重要ではあるのですが、

そもそも論として、
マーケットの規模が
あまりにも少ない場所で、
ニッチを狙いすぎても、
お客様となる方がいない、

という本末転倒に陥ってしまいます。

先生が釣りに行くことをイメージしてください。

釣りをする上で、一番初めに考えなければ
いけないことは何でしょうか?

釣りの技術をあげることも当然必要でしょう。
良い道具を揃えることも大切でしょう。

しかし、
もっとも考えなければいけないことは、
「魚が豊富にいる場所に行くこと」
ですよね。

ビジネスもまったく同じです。

「まずお客様のニーズを考えましょう」

何でも屋は儲からない?

「何でも屋になってしまうと、忙しいけれど、
儲からない・・・」

確かに、顧問先からの要望は多岐にわたっており、
即答できることばかりでなく、
資料を時間をかけて調べたり、
周りの専門家の意見を聞いたりと、
時間と労力を要することが多いですよね。

大切なポイントは、

「何でもかんでも、無料で引き受けるのではなく、
しっかりと『メニュー化』をしておくこと」

です。

キーワードは、

「メニュー化」

です。

わかりやすい例で話しをすると、
先生が美容室に行った際に、
カットしか依頼しておらず、
料金もカットの分しか支払わないのに、
パーマもやっておいて!
とは決して言わないですよね。

なぜか?

しっかりとサービスメニューの
「内容」と「料金」が
明示されているからです。

同様の視点で、
先生の事務所のサービス内容を
明確にし、価格を決めることで、
今までよりも労力は変わらず、
収益アップにつながっていきますよ。

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