税理士専門経営パートナー、
税理士事務所経営サポートセンターの
亀山洋平です。
本日は「顧問契約になったばかりの顧問先にやるべきこと」についてお話をします。
顧問契約になったばかりの顧問先にやるべきこととは?
新たに顧問契約が決まった顧問先については、会社の業種、規模、財務状況、社長の性格などを総合的に考慮して、
事務所の担当を決めるかと思います。
別の顧問税理士からスイッチしてきた顧問先については、
顧問契約になり始めた「最初の段階で」(タイミングがポイント!)
先生の事務所のスタンスをお伝えすることが重要です。
スタンスとは、
・先生の事務所は顧問先とどのような関わり方をしていくのか
・先生の事務所がやること・やらないこと
・お互いのルール
これを最初に明確に定めておくことがポイントです。
特に重要なことは、
「先生の事務所がやらないことを決めること」
さまざまな事務所を見ていて気づくことは、
顧問先からあらゆる要求をされ、すべて丁寧に無料奉仕をしてあげているケースが非常に多いのです。
これは一見、顧客サービスとしてすごく良いことのように思いますが、
実は顧問先とナアナアの関係や依存されすぎてしまう関係になり、
後々困ってしまうことになるのです。
そして、
忙しくなるけれども儲からず
という悲しい状態に陥ってしまう
一番の原因がこの無料奉仕です。
私もパートナー契約をする税理士事務所とは一番初めに
関わり方のスタンスを時間をとってお伝えするようにしています。
税理士やコンサルティングのような目に見えないサービスは、
サービスの「範囲」と「価格」を明確にすること
これが重要です。
「いきなり前の事務所と違うことをやりすぎたら、相手は混乱してしまうのでは?」
このような疑問を持たれ、前の事務所のやり方を踏襲しつつ、徐々に先生の事務所のスタイルに移行していく方が多いです。
しかし、基本的にはスタイルを変えるのであれば、
「顧問契約となったド頭」
が最適なタイミングとなります。
もっと言うと、
無料相談の段階で先生の事務所のスタンスを伝えておくと最高です。
時間が経てば経つほど、今までのやり方に良くも悪くも染まってしまい、
変えることが難しくなりますので。
顧問契約になった最初のタイミングで事務所のスタンスを伝えること
ぜひ意識してみてくださいね。
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