税理士専門経営パートナー、
税理士事務所経営サポートセンターの
亀山洋平です。
本日は「税理士事務所が“幸せなM&A”をサポートする」についてお話をします。
M&A市場の現状
近年のM&A市場の現状を見ると、
「顕在化している」ニーズは圧倒的に買収希望が多い
ということです。
つまり、
圧倒的に「売り手市場」であり
売り手が少ない状況にあるのです。
先ほど「顕在化している」
とあえて「」をつけたのがカギなのですが、
買い手側は、背景として、
・日本国内の人口減少
・日本全体の消費減少
・国内市場のシュリンク
・グローバル対応
などの環境変化があり、
ニーズが「顕在化」しているのです。
一方で、売り手側としては、
理屈だけでは片付けられない感情の問題があります。
中小企業のオーナー経営者にとって、
会社はまさに手塩にかけて育てた子供のような存在
であります。
愛する会社を売る
ということに多少なりとも罪悪感や、後ろめたさを
感じる経営者は少なくありません。
しかし、現実問題として
・後継者不在
・体調不良
・経営不振/資金繰り
・ノンコア事業の切り離し
・競争激化
・市場の成長鈍化
・人材確保の困難
・人生観が変わった
・ゆっくり休みたい
などなど
社長にとって悩ましい問題は多くあり、
誰かに相談したいと思っているのも事実です。
つまり、
売り手のニーズは
「潜在化している」
ということが言えます。
このような背景の中、
日頃から顧問先と接している税理士事務所だからこそ
できることは何でしょうか?
税理士事務所が“幸せなM&A”をサポートする
前述した通り、
売り手側にとってはどうしても
複雑な感情があることで、
会社を売るということを相談できる人が
周りにいなかったりします。
そんな時に
頼りになるのが、
まさに顧問先のパートナーである
先生であると考えます。
私が営業マン時代に師匠から言われたことは
「トップ営業マンはお客様の
『お助けマン』である」
このようなことを言われました。
税務会計だけでは生き残っていけないと言われていますが、
税理士事務所も顧問先のあらゆる分野の“お助けマン”と
なることが求められていきます。
いかに社長の“心の声”を聴けるか。
そして、社長の気持ちに寄り添い、
リードしてあげることができるか。
このようなマインドが社長とのコミュニケーションでは
重要になってきます。
“幸せなM&A”の実現のサポートとは
・事業承継問題の解決
・経営者利潤の獲得
・従業員の雇用維持・環境の向上
・主力事業に注力
・廃業コストの削減
・個人保証からの解放
これらのことを実現するM&Aを
先生の大切な顧問先にアドバイスしてあげること
です。
これから先
事業承継問題はますます大きな日本全体の課題に
なっていきます。
この問題に対して、
目をつぶって何もないことにするか、
しっかりと向き合って顧問先のサポートをしていくか。
どちらの道を選ぶかで先生の事務所の
未来は大きく変わるのではないでしょうか。
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