税理士専門経営パートナー、
税理士事務所経営サポートセンターの
亀山洋平です。
本日は「スタッフが習得すると顧問先に2倍喜ばれ、感謝されるスキル」についてお話をします。
中小企業庁が経営者に実施した調査によると、
「経営者は経営相談を誰にしているのか?」との質問に、
ダントツのトップ(68.1%)が
「顧問税理士・会計士」となっています。
経営者にとって何か相談をしたい時には、税理士が身近な相談相手と思ってもらえているのですね。
しかし、この調査でもっと意識するべきことは、
「定期的に経営相談をしていない」という回答をした経営者が
64.3%となっており、実に3分の2を占める経営者が
経営相談を誰にもしていない、という事実があるのですね。
先ほどの税理士に相談をしていると回答をした人は、
「定期的に経営相談をしている」と答えたわずか35.7%の層のみのデータなのです。
よく「経営者は孤独」と言われますが、
まさにデータを見てもわかるように、
何か相談をしたいことがあっても、相談できる相手がいないという事実があるのです。
税理士事務所は中小企業の“世界一のサポーター”
私はコンサルティングの師匠から、
「コンサルタントはクライアントの“世界一のサポーター”にならなければいけない」
このような教えを受けました。
中小企業経営者は、情熱があり、人を惹きつける人間力があり、ビジョンに向かって突き進む猪突猛進力があり・・・
とパワーがある方が多いですよね。
しかし、そんな中小企業経営者でも、
迷ったり、悩んだり、方向性を見失ってしまうことはよくあります。
そんな時に、
経営者のパートナーとして目標達成のサポートをしてくれる存在が身近にいたら、どれだけ心強いでしょうか。
クライアントの税理士事務所で、
「顧問先、社長に税務会計以外でもっと貢献したい」
との想いを持ち、新たに「コーチング」というスキルをスタッフにマスターしてもらう研修を導入した事務所があります。
コーチングとは?
コーチングとは、個人・組織の目標達成のサポートをすることです。
コーチングの語源は、
コーチ(Coach)=馬車にあります。
馬車の役割は、「大切な人をその人が望むところまで送り届けること」にあります。
日頃、顧問先の社長が目指しているビジョンに向かってサポートをすることがスタッフのみなさんができるようになったら・・・
社長にとってかけがえのないパートナーとなることができ、
社長から感謝され、喜ばれるようになります。
その結果、
「◯◯さんが担当で本当に良かった!」
このように言ってもらえることは望外の喜びではないでしょうか。
スタッフがコーチングのマインドとスキルをマスターし、経営コーチとなることは、先生の事務所が顧問先にとって“世界一のサポーター”となる大きなカギとなるのです。
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