事例:スタッフとのコミュニケーションギャップがある時は何をしたらよいか?

税理士専門経営パートナー、
税理士事務所経営サポートセンターの
亀山洋平です。

本日は「事例:スタッフとのコミュニケーションギャップがある時は何をしたらよいか?」についてお話をします。

最近、ご支援をさせていただいている税理士事務所の所長から
相談されることで増えてきているのが、

「スタッフとのコミュニケーションギャップ」

です。

「スタッフの考えていることがよくわからない」
「事務所として一体感がない気がする」
「コミュニケーションの場を持たねばと思ってはいるが、
具体的に何をしたらよいのか?」
「顧問先の社長としっかりとコミュニケーションが取れているのか?」

このような声を所長からよく聴きます。

この所長とスタッフの立場の違いからくる
「コミュニケーションギャップ」
は税理士事務所に限らず、どのような企業でも
共通して抱えている悩みです。

スタッフとのコミュニケーションギャップを解消するカギは?

それでは、私はこのような課題に対して
どのような対応をしているのかお話をします。

そもそもコミュニケーションギャップがなぜ起こるのか?
というと、
所長とスタッフの“立場の違い”に拠るところが大きいのです。

立場が違うとどうなるのか?
立場とは立っている場所ですから、
立っている場所が違う=見えている世界が違う
のです。

この見えている世界が違うからこそ、
様々な障害や時に衝突が起こってしまうのです。

そのため、コミュニケーションギャップを解消するためには
「見えている世界を同じにすること」
が重要となります。

より正確な言い方をすると、
「見えている世界をなるべく近づけること」
が大切です。

やはり、経営者である先生とスタッフの方の
見えている世界が完全一致することは
現実的に難しいです。

しかし、今よりも近づけることは可能です。

それでは、どのようにするのか?

私がパートナー契約をしている税理士事務所でよくやるのは

「スタッフ自身のビジョン・ミッション・セルフイメージをつくること」

です。

勉強熱心な先生は事務所やご自身のビジョン・ミッション・セルフイメージは
つくられているかもしれません。

しかし、
「事務所全体に浸透できているか?」
と質問をさせていただくと、
多くの先生が
「自信がない」
と言います。

私がオススメするのは
まず事務所全体でビジョン共有会をやり、
今一度事務所のビジョンやミッションを全メンバーで共有する場を設けます。

その上で、スタッフひとり一人の個人ビジョン・ミッションを考えてもらいます。

これにより、事務所のビジョンが絵空事で終わらず
スタッフの自分事として捉えてもらえるように変化します。

人間は人から言われたことより、
自分で考えた言葉に影響されます。

パートナー契約の税理士事務所でも
ビジョン共有会をやり、
スタッフのビジョン策定研修を行うことで、
スタッフの方の意識が変わり、
仕事への取り組み方が前向きに変化したと
嬉しいお声を多くいただいています。

ぜひスタッフとのコミュニケーションギャップをなくし、
さらに一体感がある事務所を創っていきましょう。

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