税理士専門経営パートナー、
税理士事務所経営サポートセンターの
亀山洋平です。
本日は「顧問料0円時代」についてお話をします。
税理士業界の顧問料低下が言われて久しくなりました。
インターネットで検索すると、
月次顧問料1万円以下の事務所が
ぞろぞろ表示され、
中には「顧問料0円」という事務所まで出てきました。
その後の決算料あるいはコンサルフィーとして
回収しようというビジネスモデルですね。
先生の“勝てる土俵”はどこですか?
そのような業界の流れの中、
先日ご縁をいただいた会計事務所は、
国際税務会計に特化しており、
東南アジアを中心に海外展開をされています。
所長先生の言葉、
「国内の税務会計では差別化ができる
サービス提供ができない。
つまり、単価を上げることができず、
低価格化するしかない。
だから、そんなレッドオーシャンには
手を出さず、自分たちが勝てる土俵でだけ
勝負する」
非常に含蓄のある言葉ですよね。
「選択と集中」を実践されています。
国内の税務会計をやりながら、
国際税務も対応できますよ〜
みたいな会計事務所は結構あります。
先述した会計事務所は
国内の税務会計は捨てて、
国際税務会計にフォーカスしたわけです。
その結果、
「国際税務会計であれば○○」
という確固たるポジションを築き上げたわけです。
こうなると
顧問先からの信頼は当然ながらアップし、
紹介も出やすい状況ができるわけです。
「捨てること」は勇気がいります。
ただ先生の事務所の強みを分析し、
世の中の流れ・ニーズを掴みつつ、
「フォーカスすること」
これが今後ますます求められていく時代に
なってきますね。
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