税理士専門経営パートナー、
税理士事務所経営サポートセンターの
亀山洋平です。
本日は「先生、ちょっともったいないです!」についてお話をします。
「先生、もったいないですよ!」
クライアントの所長先生と私の会話の中での一言です。
所長:「もったいない??」
亀山:「税理士・会計事務所ってすごいな!って思うことがあるんです」
所長:「すごいな、というと?」
亀山:「2点あって・・・」
税理士・会計事務所が持つ“2つの武器”とは・・・
亀山:「まずは、会社のお財布事情を全部把握できていること。
そして、社長個人のお財布事情もある程度把握できる。
これってすごいことですよ」
所長:「だって、それが僕らの仕事だからね」
亀山:「税理士事務所の仕事はものすごく貴重な財務の情報を
何の違和感を相手に与えることなく、
自然な形で得ることができる。
こんなことができるのは税理士事務所と銀行くらいですよ」
所長:「まあ、確かに言われてみればそうかもね」
亀山:「2点目は・・・
お客様(=顧問先)と定期接点が持てること」
所長:「定期接点?」
亀山:「具体的に言うと、
月次訪問で社長や経理担当の方とお話ができますよね。
他にも顧問先から提出されたデータでわからないことがあったら、
電話やメールで先方に確認をしたり。
これらを“顧客接点”と言います。
そして、
税理士・会計事務所の最大の強みは“定期接点”を顧問先と持っていること」
所長:「確かに、うちは今も月次訪問を基本としているからね」
先生、定期接点のチャンスを活かしていますか?
亀山:「先生、定期接点である月次訪問ではどんなことをしているのですか?」
所長:「どんなことって、他の事務所と変わらず、
毎月の試算表の確認や、不明な数字を社長に確認しているよ」
亀山:「それだけですか?」
所長:「うん、そうだけど・・・」
亀山:「それって先生、すごくもったいないですよ!」
所長:「もったいない?」
社長の関心度の高いテーマの話をする
本ケースでお話しした会計事務所のように
月次訪問の際に試算表の数字のチェックだけで
終わってしまっている事務所が実に多いです。
そうなると、どうなってしまうのか?
経営者が興味があることは、基本的には
「未来のこと」
具体的に言うと、
「この先、どうやって売上をつくっていくのか」
「お金をどのように残していくのか」
未来の数字に興味があるのが経営者ですが、
試算表の報告は過去の数字についてですよね。
社長があまり関心度が高くないテーマで話をしても、
社長からは重宝がられない。
社長から信頼され、
かけがえのないパートナーと認められるためには、
社長の関心度の高いことにアプローチしなければ
いけません。
それでは、どのようにやっていけばよいのか?
本ケースで所長先生にアドバイスをした続きの内容を
次回のブログで書いていきますので、
楽しみにされていてください。
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