AI・ロボットに負けない税理士事務所を創る方法

税理士専門経営パートナー、
税理士事務所経営サポートセンターの
亀山洋平です。

本日は、昨日の続き「三本柱経営メソッド」について掘り下げていきます。

収益の三本柱になるのは?

税理士事務所の収益の中心になるのは、多くの場合、
「税務会計の顧問料」
となりますよね。

しかし、昨日もお話をしたように税務会計業だけをやっていると、
そもそも差別化が難しいので、価格競争になったり、
忙しくなれども儲からず、
みたいな状況に陥っている事務所が多いですよね。

そこで、私たち税理士事務所経営サポートセンターからの提案は、

「税務会計以外の収益の柱を他に2つ持ちましょう」

ということです。

テーブルをイメージしてください。
当然、柱が1つしかないと、テーブル板が安定しないですよね。
安定させるためには柱が多い方がよいのと同様、
事務所の収益の柱も複数化していくことで、経営の安定化に寄与するのです。

ここで先生に考えていただきたいのは、

「どのような事業を新たに始めるのか?」

ということ。

この選択を誤って失敗した事例はあらゆる業界で数多くあります。

例えば、有名なのがユニクロの野菜事業。
ユニクロの売上が減少していた頃に、経営多角化の一環として始めた野菜事業は、わずか1年半余りで撤退することになります。

1年半で撤退の決断をするスピード感はさすがだなと思いますが、
この野菜事業の失敗の原因は何だったのでしょうか?

私は、

「ユニクロのリソース(資源)分析が適切でなかったこと」

これにあると考えています。

うまくいっている経営者というのは、事業が軌道に乗っても、決して本業の軸はブラさず、一貫性を持った経営をされています。
時代に合わせて適応はしていますが、時代に流されてしまうことは決してないのです。

ユニクロのリソースは、独自のビジネスモデルにあります。
企画・計画・生産・物流・販売までのプロセスを一貫して行うことで、お客様が求めている独自商品を提供すること、ここに強みがあります。

これが野菜事業だとうまく活かせなかったのでしょうね。

この観点で、税理士事務所のリソースを考えてみましょう。

・・・

さて、答えは考えましたか?
ぜひ、これを考えていただいてから「三本柱経営メソッド」の話をお伝えすると、先生の腑の落ち方、落とし込み方がまったく変わってくるので、ぜひ次回の投稿までに考えてみてください。

「税理士事務所のリソースは何でしょうか?」

リソースは資源、わかりやすく言うと、強みです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です